自己肯定に関するの3つの用語の違い(自己肯定感・自尊心・自尊感情)

こんにちは!

本日は、自己肯定に関する言葉の定義を記事にしたいと思います。

私は、ダンスで養われることの一つに自尊心を掲げていますが、自尊心に似た言葉に「自己肯定感」や「自尊感情」という言葉があります。

今回、これらの違いをはっきりさせる意図というのは、私の考えるダンス教育を体系化するためにあります。

保育園と学童クラブでの出張ダンス講師をはじめ、来年で満10年を迎えます。

これまでの実践を理論として形づくり、多くの皆さんにダンスの魅力をご体感いただけるよう、その準備として、言葉ひとつひとつの定義をしっかり行うことが狙いとなります。

是非ともご一読ください。

自己肯定を表す3つの言葉

さて、今回定義したい言葉はタイトルにもある以下の3つの言葉。

・自己肯定感

・自尊心

・自尊感情

これら3つの言葉は、どれも自分自身を肯定的に捉えることという意味合いがあるのはわかりますが、「3つの違いは?」と聞かれると、答えに困ってしまう人も多いのではないでしょうか。

今回は、私が考える3つの違いをご説明したいと思います。

セルフエスティーム

これら3つの言葉を英訳すると、すべて「self-esteem」と訳すことができます。

つまり、自己肯定感も、自尊心も、自尊感情も、すべて同じ意味を持つと言えなくもなさそうです。

しかし、ここでもう一歩、深く考えてみたいと思います。

・自己肯定感の「〇〇感」

・自尊心の「〇〇心」

・自尊感情「〇〇感情」

このお尻の言葉を定義することで、もっとスッキリできるのかなぁと思います。

「〇〇感」とは

幸福感・空腹感・没入感・・・・

最後に感のつく言葉はたくさんあります。

「〇〇感」とは、感情エネルギーとして、心や身体に伝わる感覚。体感のことを指すと私は定義することにしました。

幸福感は、心がポカポカするような温かみやいい気持ちを具体的に体感することができます。

没入感は、今いる現実とは違う、例えばバーチャルの世界に入り込んだ時に感じる感覚を指します。

空腹感は、お腹の奥に違和感を感じたり、不快な気持ちを感じます。

この様に、「〇〇感」とは、さまざまな物事の変化によって、発生する感情を心や身体が感じることで生まれる具体的な感覚を指すということができます。

「〇〇心」とは

向上心・依存心・自制心・・・

こちらの例を挙げてみましたが、私個人的には「〇〇感」より少ない印象です。

〇〇心とは、思考の枠組みや考え方、パラダイムといった価値観を指します。また、考え方が目にみえて表されるという意味で、態度や姿勢と表現することもできます。

向上心は、現状に不満を抱いたり、自己否定をしながらも、成長したいという意欲のもとに努力する態度を指して、用いる言葉です。そして、この様な概念を伝える用語として向上心と表現されます。

依存心は、わりと悪い意味で使われがちだと思いますが、「誰かを頼りたい」という思考の癖や態度を指して使われます。

自制心は、自分の欲求を満たそうとすることや、感情を発散させる行為を抑制する姿勢や思考を指した表現です。

この様に「〇〇心」とは、ちょっとやそっとじゃ崩れない思考回路だったり信念を指す言葉であるということができます。

「〇〇感情」とは

恋愛感情・国民感情・マイナス感情・・・

今回の話題である3つの言葉の中で、最も具体例を出しずらかった「〇〇感情」

これは、物事に関して抱くであろう感情の総称と定義しました。

恋愛感情は、「ドキドキ感」「ワクワク感」「うっとり感」など、好きな人を想像したり目の当たりにした時に抱く感情をまとめて表現します。

国民感情は、国家や政治家に対して、一般国民が抱く感情のことを言います。

マイナス感情は、不快な気分や嫌な気持ちを指した言葉です。

この様に、「〇〇感情」とは、〇〇について抱く気持ちを包括的に表現した言葉であると言えます。

定義:「自己肯定感」「自尊心」「自己肯定感」とは

ここまで「〇〇感」「〇〇心」「〇〇感情」をそれぞれ

・〇〇感とは「感情エネルギーとして、心や身体に伝わる感覚。体感。」

・〇〇心とは「思考の枠組みや態度。信念。」

・〇〇感情とは「ある事柄に対して抱く感情の総称。」

と定義してまいりました。

以上を踏まえて、今回のメインテーマである3つのセルフエスティームを定義します。

・自己肯定感とは「自分自身を肯定するときに感じる具体的な感情エネルギー」

 例文「自分自身を励まし、自己肯定感を高める」

・自尊心とは「ありのままの自分を良しとする態度や価値観」

 例文「人前で大失敗し、恥ずかしい気持ちを抱いても、自分自身を励ます自尊心を持っている。」

・自尊感情とは「自身を肯定的に捉える際に得られる感情の総称」

 例文「子どもたちが自尊感情を持ち、失敗や苦難にめげない心を育てたい。」

これら3つの言葉は、自己肯定というものを、それぞれ異なる角度から述べているということができます。

まとめ

・「自己肯定感」「自尊心」「自尊感情」は英語で”self-esteem”と表現するので同義語と捉えられる。

・日本語の意味を深掘りすると、以下のような定義ができる
 〇〇感とは「感情エネルギーとして、心や身体に伝わる感覚。体感。」
 〇〇心とは「思考の枠組みや態度。信念。」
 〇〇感情とは「ある事柄に対して抱く感情の総称。」

・「自己肯定感」「自尊心」「自尊感情」はそれぞれ、以下のように定義できる
 自己肯定感とは「自分自身を肯定するときに感じる具体的な感情エネルギー」
 自尊心とは「ありのままの自分を良しとする態度や価値観」
 自尊感情とは「自身を肯定的に捉える際に得られる感情の総称」

・「自己肯定感」「自尊心」「自尊感情」は、自己肯定を異なる角度から表現する用語である。

以上です。

ご意見、ご感想どしどしお待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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氏名: 伊狩誓志 (いかりちかし)

自己紹介:喘息持ちのインドア派、ゲーム大好き運動大嫌いの幼少期を過ごす。高校時代に始めたストリートダンス(Locking)のお陰で、当時とは180度ことなった明るい性格になる。大学時代に出会った人たちの影響を受け、「ダンスで多くの人を輝かせたい」と思うようになる。

経歴: 那覇市出身
     沖縄県立首里高校 卒業
     琉球大学法文学部国際言語文化学科 卒業
     中・高等学校教諭一種免許状(英語) 取得
     ロサンゼルス・ニューヨークにてダンスを学ぶ

実績: 2014年、保育園(3歳児〜5歳児)と学童クラブでの出張ダンス講師としてデビュー
    これまで28校でダンスを指導しており、教えてきた子ども達は1000名を越える
    琉球大学の非常勤講師(教職課程の学生へのダンス教育論)
    新聞でのコラム執筆
    振付師として沖縄電力のテレビCMの振付

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